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ブランドの指輪と買い取り額の関係

ノーブランドの指輪の場合、買取はまず定価の1割程度しか出ないことが多い。
ティファニーのような一流ブランドなら、デザイン料やブランド価値が入るので高めに買い取れますが、
ノーブランドだと石そのものの値段しか加味されないためです。
たとえば三越で何百万もする指輪を買ったとしても、あくまでノーブランド扱いになります。

石の値段には相場がありますが、ティファニーとノーブランドの指輪では値段が違う。
もし0.3カラットしかなくても、ティファニーの指輪なら店頭価格で60万を超える場合もあります。
質屋に持って行っても、状態が良ければ25〜26万で買取できることも。
最初に買う時は高いですが、ブランドにはやはり価値があると言えますね。

石だけの宝石には要注意

台座がなく石だけの宝石を「ルース」と言いますが、ルースで価値が高いものはほとんどないのが現状。
海外旅行のみやげでルースを買ってくる人がいますが、ほぼクズ石同然と思った方が良いでしょう。
素人が買い付けに行っても石の鑑定は不可能なので、むやみに手を出さないのが一番です。

またこれと似た話として、「放出ダイヤ」と呼ばれるものがあります。
太平洋戦争終了後、日銀の倉庫に眠ったままアメリカの進駐軍に召し上げられたものが放出ダイヤです。 噂では60万カラット以上もあったと言われています。
この放出ダイヤ、昭和40年代から大蔵省から売り出され、当時のお金持ちの中では買った人も多かったようです。
（ちなみに売り出された総量は16万カラットと言われており、残りの44万カラットがどこに消えたかは謎のまま）

質屋にもときどき放出ダイヤが持ち込まれますが、良い石はほとんどなく、買取もかなり安めなのが実情。
特に石の中が氷砂糖のように真っ白だと、透明度を表すクラリティは最低ランクのSIかIクラス。
1カラットあっても1万か2万程度にしかならないこともあります。

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