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利息稼ぎは「米貸し」が起源 (金貸しと質屋の起源)

続日本紀では仏教寺院が悪者のように書かれていますが、悪いのはそこで仏に使える僧侶ではありません。 もともと日本ではお金が流通するはるか前から、人民に米を貸し付けて利息を稼ぐという米貸しという行為を中央権力が主催していました。
米と日本人との付き合いは長く、弥生時代の紀元前400年頃から作られていたとされています。 米は保存のきく穀物であるため、自然に貯蔵庫が作られるようになっていきました。 そして大化の改新のころには、貯蔵された米を貸し出すようになったのです。
これが出挙(すいこ)と言われる米貸しの始まりです。

日本書紀には「宮司の直営田と吉備嶋皇祖母の各地の貸稲(稲を貸して利息をとるもの)を廃止し、その田地は群臣と伴造の班田としよう」という孝徳天皇の言葉が、大化の改新の翌年に残されています。
大化の改新は班田収授の法が有名です。この法は土地と人民はすべて天皇が支配する公地と公民であるとして、それまで天皇や豪族が支配していた屯倉(みやけ)、田荘(たどころ)などを廃止し、人民については戸籍を作り口分田を与えたものです。
つまり徐々に高まりつつあった農業生産性を、公地、公民化することで国家に一元化を図ったものと言えます。
さらにこの本で賭博者という不名誉なレッテルを貼られてしまった天武天皇は、その4年(675)に「諸国の貸税(いらしのおおちから 種籾を貸して利稲を払わせる)は、今後民の貧富をよく観察して、三階級に分け、中戸より以下の者に貸与せよ」(日本書紀)としました。
出挙という言葉は出てこないが、遅くともこの頃には間違いなく出挙はあったといえます。

しかし寺社から貨幣を借りる金貸しと比べ、米を借りる出挙の印象は違ったものがありました。 米は、当時の人々にはそもそも神聖なものであり、出挙は神から借りるという意味合いがあったようです。

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・金貸しと質屋の起源
金貸し業の始まりは仏教イベント
利息稼ぎは「米貸し」が起源
米は神様から借りたもの
出挙(米貸し)は昔の年金制度だった
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