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江戸の古物商「見倒屋」は何でも買い取るリサイクルショップ
(江戸の質屋/金融事情)

物を捨てずに、徹底して使った江戸時代。 質屋だけでなく、小道具屋、紙屑買い、古着屋など、江戸の町には不要なものを買い取ってくれるサービスが数多くありました。
そんな商売の一つが何でも買い取ってくれる古物商・見倒屋。
「見倒す」とは、品物を適正価格よりも安く買いたたくこと。
つまり、なんでも引き取る代わりに、かなりの安値で買い取るのが、見倒し屋というわけです。
見倒屋は、当時の人々にとってはなじみ深い存在で、川柳や読本などにもよく登場します。 たとえば「見倒しは刀を差して鍋をさげ」という川柳は、見倒し屋が何でも買い取る様子を表現したもの。
十篇社一句の東海道中膝栗毛の主人公・弥次さんも、見倒し屋の利用客の一人でした。 弥次さんは、身の回りの品物を二束三文で見倒し屋に叩き売ってから、北さんとともに旅に出ます。
見倒し屋は、家を引き払うときなど、とにかく物を処分したいときには、便利な存在だったのです。 だから、見倒し屋には、そんなお客の弱みに付け込んで、タダ同然の値段で品物を買い取る者も。 少々あくどい商売であっても、江戸時代の人々には必要なビジネスでもあったのです。

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・江戸時代の質屋/金融事情
質屋にはどんなものを持ち込んだ?
高利貸しの金利はどのくらい?
江戸で活躍した「札差」とは
見倒屋は何でも買い取る古物商
古着屋でそろわないものはない?

・金貸しと質屋の起源
金貸し業の始まりは仏教イベント
利息稼ぎは「米貸し」が起源
米は神様から借りたもの
出挙(米貸し)は昔の年金制度だった
質屋の始まりは1200年前の奈良時代

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